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【文 (Sentence)-主部(Subject)と述部(Predicate)-】

例文 : I Love You. - Ask me why - 「PLEASE PLEASE ME」

( 和訳 : 僕は、君を愛しているよ。 )

★ I =「 私は 」「 私が 」 (人称代名詞 一人称・単数・主格) 人称代名詞とは、「私・あなた・彼・彼女・彼ら」というふうに、 直接名前を言わないで、その人の名前の代りに使われる名詞です。如月夏美が自分を呼ぶ時は、「私」となります。
★ love = 「愛する」 ( 他動詞 ) 他動詞とは、 "〜を○○する"というように相手(目的語)が必要な動詞(述語)です。
★ you = 「あなたに」「あなたを」 ( 人称代名詞 二人称・単数・目的格 --注-主格の場合も " you " になりますので、ご注意下さい。) ジョージのヒット曲「ふたりはアイ・ラブ・ユー」の原題は、 "You "です。

最初は、ビートルズの本国イギリスでのデビュー・アルバム「PLEASE PLEASE ME」
(日本でのデビュー・アルバムは、「ビートルズ」です。「ミート・ザ・ビートルズ」は、Capitol編集のアメリカでの正式デビュー・アルバムで、「ビートルズ」とは別のアルバムです。同様に、「ビートルズNo.2」と「ビートルズ・セカンド・アルバム」も別のアルバムです。)
収録の"Ask me why" から例文を引用して説明致します。

上の例は、" (Sentence)"です。
では、""とは何かと申しますと、"単語 (Word)が集まって、考えや物事を表現すること"です。
日本語でも 「私はビートルズのCDが聴きたい」、「このメロディは美しい」 と言うように、 いくつかの単語が集まって文を作っております。
では、"単語"とは何かと申しますと、"文字 (Letter)が集まって出来た言葉"です。
これは、英語でも日本語でも一緒です。

  文は、"主部 (Subject) "と"述部 (Predicate) "とに分かれます。

"主部" とは、文の中の動作をする人・物で、日本語に直した場合に「〜は」「〜が」になる部分です。
上の例文では、"I "が主部(この例文の場合は、主部が単語ひとつですので主語です)になります。

"述部" とは、動作を表す部分で、最後が「〜です」「〜だ」「〜する」などになる部分です。
上の例文では、"love you"が、述部になります。

このように文は、(命令文などの特殊な文型を除けば、)主部と述部とで成り立っています。
 
では、次の文を主部と述部に分けてみましょう。単語が沢山並んでいるので、難しく感じられるかもしれませんが、頑張りましょう。

The long and winding road that leads to your door will never disappear.

- The long and winding road -「LET IT BE」
(和訳 :君の家につづく長く曲がりくねった道は、決して消えはしないだろう)

★winding=曲がりくねった(形容詞) "形容詞"とは、ものの状態や性質をあらわす品詞です。例 : beautiful (美しい)
★lead=至る、通じる(自動詞) (この例文の場合、主語が、三人称・単数-この件は、名詞のところで改めて説明致します-、時制が現在形ですので"leads" というふうに語尾に s が付きます。 この件は、"動詞"のところで改めて説明致します。) "自動詞"とは、相手(目的語)がいらない動詞です。例 : run (走る)、fly (飛ぶ)
★disappear=見えなくなる、姿を消す、なくなる(自動詞)(この例文の場合、助動詞 "will" がありますので、動詞は原形となります。 この件は、"助動詞"のところで改めて説明致します。) "助動詞"とは、can (〜できる)、may (〜かもしれない)などのように、日本語に直した場合に動詞の意味を補う品詞です。 "品詞"とは、単語を使いみちによって分ける場合の文法(文の決まり)上の呼び方です。


この例文では、主部は、"The long and winding road that leads to your door" , 述部は "will never disappear" です。

さて、主部と述部に分けてみましたが、それでは、「この主部・述部の中でもっとも大事な単語は、なにか ? 」ということを考えてみましょう。
これらの単語のことを、主部については、"主語(Subject)"、述部については、"動詞(Verb)(述語動詞)"といいます。

上の"The long and winding road" では、"road" が主語 、"disappear" が動詞になります。

▲注意点▲

主部、述部のどちらかがなくても文が成り立つ場合があります。

Wait ! (待て) - Wait -「RUBBER SOUL」

Close your eyes .(目を閉じて) - Good night -「THE BEATLES」
★close = 〜を閉じる ( 他動詞 )

Hold me close and tell me how you feel. (私をしっかり抱きしめて、どんな感じか教えて。) - Words of love -「BEATLES FOR SALE」
★hold =〜を 抱く ( 他動詞 ) ★tell = 〜に言う。〜に伝える。〜に告げる ( 他動詞 ) ★close = 接して。そばに。ぴったりと。( 副詞 )

Wait ! は、たった単語ひとつですが、ちゃんと考えや意志を表現しています。
ですから、これも文になります。この例の場合は、「〜しろ」「〜しなさい」という命令する文ですので、"命令文" といいます。

★★ 英語では、同じ単語が、名詞として使われたり、形容詞として使われたり、いろんな品詞として使われる場合が多いです。
例 : yellow = 「黄色い」(形容詞)、「黄色」(名詞)


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