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【文 (Sentence)- 5文型-第5文型 ( S+V+O+C ) 】- You Can't Do That -

例文 : If I catch you talking to that boy again ,
I'm gonna let you down .- You can't do that - 「A HARD DAYS NIGHT」

(和訳 : もし、僕が、君があいつと話してるのを、もう一度みつけたら、僕は、君をメチャメチャにしてやるよ。)

★ I'm gonna 〜= I am going to 〜 の省略形 。助動詞(後述) " will " とほぼ 同じ用途で使われる成句(決まり文句) 。
この例文の場合は、近い未来を表していますので、「〜するだろう」若しくは「〜するはずだ。」と訳して下さい。
★ catch = 捕まえる。みつける。( 他動詞 )
★ talk to 〜 = 〜に話しかける。(成句)
★ let 〜 down = 〜を打ち負かす。〜を精神的にまいらせる。( 成句 )

さて、いよいよ最後の文型 第5文型になりました。今回はちょっと長い文でしたが、如何でしたでしょうか ?
今回は、「ビートルズがやってくる ヤァ ヤァ ヤァ ( A HARD DAYS NIGHT )」収録の " You Can't Do That " を使ってみました。
  余談になりますが、この映画の日本語タイトルは、故 福田一郎さん(テレビなどのメディアにもかなり出演なさっていた 音楽評論家)がお考えになったそうですね。
 また、この曲は、1964年のハリウッド・ボウルのコンサートでもジョンが元気いっぱいで唄ってます。

第5文型というのは、第3文型補語 ( Complement ) が加わった文型です。
従いまして、S ( 主語 : Subject )+V ( 動詞 : Verb )+O ( 目的語 : Object )+C ( 補語 : Complement ) の文型になります。

 ☆注 : 第5文型 の補語は、目的語に対する補語ですので、目的補語という場合もあります。

上の例文を分析してみましょう。
接続詞 " if " を使った仮定法 ( 日本語にした場合、「もし〜ならば」 となる 仮定の文 ) になっておりますので、ちょっと分りづらいかもしれませんが、 ただ単に、2つの文章が繋がっているだけですので、気楽に参りましょうね。

では、前半の文 " IF 〜again " , をみてみますね。
この文では 主語 ( Subject ) が " I ", 動詞 ( Verb ) が " catch " , 目的語 ( Object ) が " you " , 補語 ( Complement ) が " talking " です。
" talking " しているのは、目的語の "you " なのです。 つまり、補語 " talking " は、目的語 " you " の状態を表しておりますね。
ですから、you=talking になりますね。

次に、後半の文 " I'm 〜 down " をみてみましょう。

こちらは、 主語が " I " , 動詞が " 'm gonna let " (= am gonna let の省略形) , 目的語が " you " , 補語が " down " になります。
この文でも、" you " が " down " の状態になるわけですから、you=down の関係になりますね。

それでは、練習問題です。
次の文から、主語・動詞・目的語・補語を当ててごらんになってみてください。 答えは 下の方に書いております。

And the bag across her shoulder made her look a little like a military man . - Lovely Rita - 「 S.G.T Peppers Lonely Hearts Club Band 」
(和訳 : それに、肩からバッグをかけた彼女は、ちょっと兵隊さんっぽくみえるね。)

★ look= 見える (自動詞... この場合は原型不定詞 - 後述予定 -になります。)
★ a little = 少し 、 ちょっぴり ( 副詞 )
★ military man = 軍人、兵隊さん ( 名詞 )

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答えは、主語が " bag " , 動詞が " made " , 目的語が " her " , 補語が " look "です。

修飾語(飾り言葉)が多かったので、紛らわしかったでしょうかね。

これで、文型は終わりにします。
それで、皆様にお伝えしたいのは、英文法は、目的ではなくて、あくまでも英語を理解していただく為の手段のひとつにすぎないということです。
現に、私ども日本人の多くが、日本語の文法 ( 国文法 ) につきまして、例えば " 助詞 " , " 体言 " , " 動詞の五段活用 " ということなど  言葉の意味はわからなくても、実際にそれを使っておりますね。
ですから、一番大切なことは、少しでも多くの英語の文に触れていただいて、英語の文章のフィーリングを掴んで頂く事なのです。
このホームページは、序文(はじめに)でも書かせて頂いております通り、皆様に少しでも英語に近づいて頂くのが目的です。
ですから、文法にこだわりすぎて、肝心の英語の文章の意味やフィーリングをつかめないということにならないようにお心がけ願います。
英語の歌でも、意味が分らないで聴くのと分って聴くのとでは、かなり味わいが違いますよね。

では、次から品詞(〔文法で〕単語を形態・職能などによって分類したもの。例、名詞・動詞・助詞など。)に入ります。



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